昨日、フルクラムのリヤのコグ(カンパ)を整備しました。
ハブ側のクリアランスは、一旦、ワンウェイカムを組まずに仮組みして確認
ハブシャフトの位置決めの段付き部にシムを入れるか検討しました。
現状は必要ないと判断・・・・わずかにダストシールが触れる程度・・・・おいしい感じです。
さて、ワンウェイカムをどう調理するか・・・・・
1.開きのテンションを最低必要にする。(フリー作動を軽くする目的)
2.潤滑用の油脂を選定する。(カムの動きを妨げず、耐磨耗性を考慮する)
思いつくのはこの2点・・・・・
少ない部品を眺め・・・・・その時です閃きました。
位置関係を確認しながら、調整を進めます。
いよいよ組み立て
カムの支点部分にチタングリスを使用(チタン粒子入のシリコングリス)
テンションリングスプリングを組み付ける・・・・カムの動きをチェック
潤滑用にチタングリスを塗布いよいよハブに挿入
固定用のキャップナットを締めこみますコグの動きを妨げず緩まない最低限のトルクで・・・・
試走行の後緩みを確認して、必要ならロックタイトを使用します。
フリーを作動させると、予想に反して静かになった?!
非常に軽い動き、カムがかかる時はなんとアメリカンクラッシクのような感じで少し音が響く感じ。
横で作業を見ていたオーナーからは笑顔が・・・・
早々に本日試走行をするそうです(日よりも良いですし)
6月6日のレースに向けて最後の人車一体の調整です。
また、良い成績が出れば励みになります。
駆動効率アップの残す所は?
ボトムブラケットとリヤデレーラのフリースプロケット2点
こちらをどのように調整するか思案中です・・・・・
今回は、新しい作業に夢中になり工程も少ないので写真を撮影忘れました。
次の整備の機会に忘れなかったら撮りたいです。