先日、レース用のペダルを整備した事は記載しましたが、やはり通勤スペシャルもと言うことで・・・
昨日帰宅途中に知人から連絡が、まだ日が高いので早々に整備しました。
これが、うわさの通勤スペシャル、ハブなどはすでにケミカルチューニングを施し、耐久性能の実験中です。
他愛も無い、普通の深溝球軸受タイプのベアリング・・・・
さて、ぺダルシャフトのの分解を始めますか・・・・
シマノ製です、シャフトの材質はクロモリ製 10mmと7mmのスパナでロックナットを緩めます。
ナットは、コーンレースを兼ねてます、順番に引き抜き、この後各部品の洗浄です。
シャフトだけです、先端部分は金属肌のまま、樹脂のスリーブボルト(ペダルとの勘合用)の部分は硬質クロームメッキが施してあります。(厚みは質感から30~50ミクロン程度と思います)
順番はこんな感じでシャフトに刺さっていました。
ペダルとシャフトの回転を受け持つ、回転スリーブ(クロモリ製でしょうね)そしてなんとかわいい球達とコーンレースを兼ねたナット。
球は当然グリス漬けの状態です、一旦洗浄して脱脂を行います。
部品の洗浄を全て終えて、組み立てです。シャフトにシールラバーを挿入(向きがあるので注意)
樹脂製のスリーブボルトを入れます(シャフトににはシリコングリスを塗りつけ差込回し、抜いて廻り具合の確認)
再度戻し、金属のボールカップを入れます、球を並べ、シャフトネジ部に樹脂のボール受けを挿します。
先に並べた球にグリスを少々、回転スリーブを挿します、再度球を並べます(この時先の樹脂製ボール受けが球の落ち込みを防止しています、グリスを少々塗り、コーンレースを兼ねたナット、ロックナットを組みます。
この後、回転スリーブの動きを利きながらナットを締め込みロックナットで固定します。
出来たシャフトAssyをペダルと結合(この時専用工具で、手で締め込むだけで良いです、けして馬鹿力で締めないように樹脂のスリーブナットのねじ山が、絶命します・・・・
ペダルを組み付けます・・・
どうですか?この軽やかな回転状態・・・・
指先で弾くだけでこれだけ廻るようになりました。
(撮影時シャッタースピード1/25)